修道女は究極のミニマリスト

少ない物を大切に、精神的に豊かな生活を目指す

人に話さない方が良いこと

ネットでこんな投稿を見つけました。

 

人に話さない方が良いこと 7選

1.自分だけの楽しみや趣味

2.成功体験の自慢話

3.年収や給与

4.身近な人の悪口や悩み

5.他の誰かから聞いた悪口や噂話

6.あなただけに話してくれたこと

7.あなたの本当に大切なこと

 

なるほど、確かにそうだと思います。

楽しみや趣味は人に話しても良さそうに思えますが、話す相手によって捉え方が違うんですよね…。

例えば旅行=お金持ち、楽器=お金持ち

みたいに何でもお金に結びつけて、いちいち金額聞いてくる人もいますし。

もし趣味を聞かれたら無難に「読書」とか言っておくといいかもしれません。

ただ、私の最近の読書事情をそのままに「修道院に関する本を読んでいる」なんて言うともっと面倒なことになるんでしょうね。

自分だけのひっそりとした楽しみにして、たまにブログで発信するくらいが丁度良いです。

 

そういえば、この7選を見たときに思い出した記事があります。

あなたの隣りにいるかも?日本の教会で働くシスターの暮らし | 株式会社アミナコレクション

こちらは日本の修道院に宿泊した方の記事なのですが、そこでは皆さんシスターであることを隠して普通の会社でお仕事をされているそうです。

言うとビックリさせてしまうし、仕事場で宣教活動をするわけではないからあえて言う必要はない、とのこと。

自らの信仰を他人に押し付けることなく、社会の中で自分にできることをやっておられる姿が浮かびます。

 

また、シスターの中には左手の薬指に指輪をはめて既婚者と勘違いさせることで、変に詮索されることを避けている方もいるそうです。

ただ詮索好きな人って既婚者でも「旦那さんの仕事は?」「子どもは何人?」とか聞いてくるので、このシスターはどのようにかわしているのでしょうか。

恐らくなるべく人の噂話には加わらず、自分のお仕事を淡々と進めていらっしゃるのだと思います。

 

ちなみに私は最近、共通の知り合いの愚痴を人に言ってしまいました。

お家に帰った後に「言わなければ良かった…」と後悔。

自分の中である程度消化できていたことだったのに、わざわざ人に言う必要はなかった…。

落ち込んでも仕方ないので次からは言わないように気を付けようと思います。

 

 

 

 

 

パスティーユ ルルド

ネットで注文したお菓子が届きました。

f:id:naomi1015:20240916110913j:image

パスティーユ ルルド

 

''ピレネー山脈の麓、スペインとの国境近くのフランス・オクシタニー地域圏の村「ルルド」。そこに不治の病を治したと言い伝えられる神聖な奇跡の水が湧く「ルルドの泉」がある。この“奇跡の水”を使用した砂糖菓子が「パスティーユ ルルド」だ。"(FIGARO・JPより引用)

 

缶がとても可愛いので購入しました。

中身はこんな感じ。

f:id:naomi1015:20240916111356j:image

メダイユ型のタブレットにマリア様が施されています。

ミント味ですがそんなにミント感は強くないです。

Carnet de Paris(カルネ・ド・パリ)というショップで購入しました。

フランスで売られているキリスト教グッズやお土産を販売しているお店のようです。

日本にいながらフランスのお土産を買えるのはありがたいですよね。

 

トラピスチヌ修道院トラピスト修道院ルルドの泉を再現したものは見ましたが、フランスのルルドで本物を見たくなりました🇫🇷

 

 

修道院へようこそ

最近修道院に関する本を色々読んでいます。

やっと読み終わった本がこちら。

f:id:naomi1015:20240915142047j:image

修道院へようこそ

心の安らぎを手にするための11章』

 

ドイツ人のジモーネ・コーゾックさんが書かれたものを翻訳しているので、正直読みにくさはあります。

でもキリスト教修道院について知ることができる貴重な内容だと思いました。

最初は著者が修道院に宿泊体験するお話でしたが、だんだん修道院の考え方についての深い話になっていきます。

そもそもなぜ修道院ができたのか、修道院の会則、修道院の造り…どれも面白かったです。

 

読み終わって改めて考えてみたいと思ったこと、それは沈黙。

この本で初めて知った言葉の1つが「口数が多ければ罪は避けえない」という聖書の言葉です。

日本にも「口は災いの元」という言葉がありますが、海外にも似たような言葉があるのですね。

ただ、この聖書の言葉は「人に余計なことを喋るな」という処世術的な意味とは違うようです。

修道院での沈黙は安らぎを得るために必要なこと、だそうです。

(本ではもっと詳しく沢山書かれていました)

恐らくここでいう沈黙は、ただ喋らないだけではなくスマホやPC、TVなどの情報もシャットアウトしないと成立しないものだと思います。

無言でSNSを見ても「沈黙」とは言えないですよね。

私も1人になりたくてホテルに泊まっても、すぐにスマホ見ちゃってたなぁ…。

あと、人と一緒にいて無言の時間が流れると不安になることも…。

沈黙って簡単なようでものすごく難しいことで、苦痛に感じる人が多いのでしょうね。だからこそ修道院や禅のお寺は静かな場所にあって自分と向き合えるようにしているのだと思います。

 

あと先ほど挙げた「口は災いの元」という日本の言葉も、これからの時代とても大切にするべき言葉だと思います。

修道院の沈黙とは違う処世術的なお話ですが…

多様性の時代と言われる今、色々な価値観や事情の人がいることを常に考えないといけません。

仕事をしていると常にこれを考えさせられます。

独身、既婚者、子持ち、親の介護、持病…色んな事情を抱えた人がいます。

誰かに配慮すると誰かに皺寄せが行く、そんな状況です。

そこで自分の考えを少しでも言ってしまうと「あの人はこういう考えなのね」と思われてしまいます。

誰も傷付けず良好な人間関係を築くためには、相手のプライベートなことや思想信条に踏み込まない知的な会話をする必要があります。

そのためには本を読んで沢山の引き出しを持ち、美しい言葉遣いを知ることが大切なのではないでしょうか。

ちなみに本の中でも「正しく話すこと」について書かれていました。

「あなた方は世界をめぐるとき喧嘩をすべきではない。だれにでも礼儀正しく話し、柔和で、温和、そしてつつましく、柔軟で、謙虚でありなさい」というアッシジの聖フランチェスコの言葉が紹介されています。

宣教師たちは世界中でキリスト教を広めていきましたが、傲慢な態度では異国の地で受け入れられるはずがありません。

多様性、グローバル化の現代において「口は災の元」、そしてこの聖フランチェスコの言葉を改めて胸に刻む必要があります。

 

心が落ち着かないときに何度も読み返したくなるような本でした。

 

 

 

 

 

 

修道女スタイル

こちらの本を読みました。

f:id:naomi1015:20240915103006j:image

『修道女スタイル』

 

全体的にカトリックの教会を紹介している本です。

お散歩しながら教会や周辺のカフェ、雑貨を見る感じですが、1つ1つの教会の説明が丁寧で読み応えがありました。

特に後半の長崎の教会はなかなか濃い内容でした。

幕府によって禁教令がしかれる中、生きるか死ぬかの危険に晒されながら守り続けてきた信仰の重さを感じました。

カトリックの教会というと豪華絢爛なイメージですが、長崎にある教会は雰囲気が違います。

隠れキリシタンたちがそこにある材料で建てた魂の結晶という印象です。

本の中で紹介されている出津教会とその周辺は、100年以上前に亡くなったド・ロ神父を今なお大切にされていて心打たれました。

 

紹介されている場所を訪れたくなるような本でした。

オススメです。

 

修道院のお菓子と手仕事

最近こちらの本を購入しました。

f:id:naomi1015:20240908083541j:image

修道院のお菓子と手仕事』

日本各地にある修道院のお菓子や雑貨を紹介している本です。

事前にアポをとり、修道院の方々とお話しした内容を元に丁寧に紹介されています。

 

それぞれの修道院に受け継がれてきたお菓子があって、どれも素朴で丁寧に作られていることが本からも伝わってきました。

ただのお菓子であればスーパーやコンビニでいくらでも買えますが、修道院のお菓子は少しずつ味わって感謝しながらいただきたくなります。

民間企業は定番商品があっても、期間限定のフレーバーや新商品をどんどん開発して販売しています。

そしてそれが終わるとまた次の商品を…。

なぜそこまでするのか分からず情報量の多さに疲れてきます。

ずっと変わらないレシピで少ない材料で作られている修道院のお菓子に安心感を覚えるのは私だけではないはず。

 

まだトラピスチヌ修道院トラピスト修道院しか行ったことはありませんが、本に紹介されている他の修道院も行ってみたくなりました。

特に行きたいと思ったのはこちらの修道院

f:id:naomi1015:20240908085116j:image

十勝カルメル会修道院

関西からだとアクセスが難しそうですが、北海道の厳しい寒さのなか静かな祈りの生活をされている空間に触れてみたいと思いました。

北海道の修道院はどこか別の世界のような雰囲気があります。

本によるとこちらの茶色の修道服がとても美しいそうです。

 

十勝にはなかなか行けないので修道院のお菓子を販売しているお店を調べてみたところ、関西では「サンパウロ京都宣教センター」で購入できるようなので今度行ってみようかと思います。

2024年6月16日にリニューアルオープンされたそうで、ネットで見るとガラス張りで入りやすそうなお店でした。

(以前は京都にある「タキノ酒店」というお店が修道院のお菓子を取り扱っていたようですが、残念ながら現在は閉店しております。)

 

本では修道院のお菓子に出会えるバザーなども紹介されていて、読み応えのある1冊となっています。

長く楽しめる本なので買って良かったです。

 

 

 

 

 

北海道の自然

函館旅行では草花を見るのも楽しかったことの一つです。

f:id:naomi1015:20240819093307j:image
f:id:naomi1015:20240819093309j:image
f:id:naomi1015:20240819093312j:image
f:id:naomi1015:20240819093317j:image

 

特に気になったのがこちら。

f:id:naomi1015:20240819093315j:image

トラピスチヌ修道院に行く途中で初めて見つけたので、修道院の近くにしか咲いていないのだと思い「聖なる花」と始めは呼んでいました(笑)

その後どこにでも咲いていることに気付くのですが。

本州では見たことがなかったので調べてみると、恐らくこれは「ノラニンジン」。

え、ニンジン…?

レースのようでとても可愛いです。

 

本州では見頃が過ぎた紫陽花が満開だったり、初めて見る草花を見つけたり…

歩いているだけでも楽しい旅でした。

普段生活していると道端に咲いている草花に目を向けることが少ないかもしれません。

当たり前にあるものを大切にする心に改めて気付かされました。

 

トラピスト修道院④〜売店〜

頑張ってルルドに行ったご褒美に売店でアイスを買いました。

f:id:naomi1015:20240817221742j:image

トラピスチヌ修道院売店よりはかなり小さいです。

f:id:naomi1015:20240817221736j:image

バターが入っているもったりとしたソフトクリームです。

カップとコーンが選べて、結構量が多いです。
f:id:naomi1015:20240817221738j:image
f:id:naomi1015:20240817221728j:image
f:id:naomi1015:20240817221733j:image

f:id:naomi1015:20240817222504j:image
f:id:naomi1015:20240817222501j:image